仕上り例のご紹介

私が仕上げさせていただいたお庭についてご紹介いたします。


作業例1

お庭には、ウメ、ハナミズキ、カキ、ゴヨウマツ、ミカン、ツバキ(生垣)、マキ(玉物)、ヒメシャラ、キンモクセイ、モミジなど、とても賑や かな植栽のお庭です。玉物のマキとと生垣のツバキ以外は透かし剪定をさせていただきました。ほとんどの樹が刈込に近い状態で手入れされてきて いたようです。ある一定の大きさでぶつ切りされたところから、車枝のように多くの枝が吹いており、さらにそれを一回り大きく刈り込んでいるよ うな状態でした。そのような管理でしたので、忌枝も多数、枝は密になってしまい、日の光や風が当たらない内部の小枝は枯れ込みが多くみられ、 ウメはコナジラミの、ハナミズキはうどん粉の温床になっていました。2日ほどかかりましたが、将来を見越して不要な枝を整理しつつ、スッキリ、さっぱりとお手入れさせ ていただきました。 

作業前

作業後

作業前

作業後

作業前

作業後

作業例2

お家と道路の境にある省スペースの植栽ですが、新築当時のように小さくスッキリささせてほしいとのニーズがおありでしたので、樹木、グラ ンドカバーの手入れ、除草の作業をさせていただきました。 

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作業例3

お庭の主木となるヤマボウシですが、だいぶ茂っていて、内部の小枝が枯れ始めていました。ある一定の大きさに保つには、内部の小枝が重要 です。これらが枯れてしまわぬうちに、これらの枝がすくすくと育つ環境を定期的に整えてやらなければなりません。間延びした徒長枝の整理 と枝先の処理を行い、日当たりと風通しを改善させ、大きさを抑えさせていただきました。 

作業前

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作業例4

しばらく手入れされていなかったクロマツですが、頭頂部を中心に、密になっている部分を解消させていただきました。高木になりやすい樹は どうしても頭頂部が強くなりがちです。頭頂部ほど強めに剪定、もみあげの処理を行って、強さを調整してあげないと、大切な下側の枝が弱っ てしまいがちです。意識的に頭頂部ほど強めに剪定して、下の枝は濃い目に残すようにしています。 

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作業例5

芝刈りと、芝地に生えた雑草の除去です。雑草もろとも芝刈りをしたのでは、あっという間に元通り、というか、雑草のほうが勝ってしまう状 態になりがちです。手間が相当かかりますが、ここは丁寧に雑草を一本一本手で根から抜いていきます。花が咲いてしまうとすぐに実をつけ、 種を飛び散らせるので、春先の芽出し直後にしっかりとこの処理をしておくことが有効です。除草ののちに芝刈りを行って完了です。 

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作業例6

大きく茂ってしまったコニファーを、できる限り小さくしたいとのご要望です。針葉樹は葉のないところで剪定すると、その枝が付け根から枯 れてしまいます。コニファーも同様です。主に葉のあるところで刈込んで形をやすい樹ですが、刈込ばかりしていると、風通しや日当たりが悪 い内部の小枝が枯れてしまい、枝先だけが伸びることになってしまいます。毎年これが繰り返されると、輪郭もどんどん大きくなってしまい、 やがて手入れも相当な負担となってしまいます。大きさを一定に保つには2,3年に一度、透かし剪定をすることをお勧めします。透かし剪定 により、密になっている枝が解消されるため、風通しや日当たりが改善し、内部からの芽が成長しやすくなります。内部の芽が充実してくる と、その芽を使ってもう一段小さく切り込むことができます。また、植えられている花壇の意匠も凝っているものでしたので、そちらも目に付 くよう、下の枝も払っておきました。 

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